巴商会の伝統と革新をウェブで表現。創業115年の技術と環境への想いを伝えるサイト
巴商会の伝統と革新をウェブで表現。創業115年の技術と環境への想いを伝えるサイト
ROLE
RELEASE
「巴ボイラ」の名で知られ、1910年(明治43年)創業の老舗ボイラーメーカー巴商会。ボイラーだけでなく様々な熱源製品が拡充し、さらに環境にやさしい製品開発・取組みも前面にアピールしたい。第二創業のタイミングでのコーポレートサイトリニューアル依頼でした。既存顧客も多く伝統あるメーカーのリニューアルにあたり、企業哲学や製品イメージ、デザイン等ビジュアル表現において、伝統継続と刷新のバランスを常に考慮しながらプロジェクトを進めました。ヒアリングとプロポーザルを繰り返し、「実績」「環境への配慮」「温かさ」を同時に表現するコーポレートサイトが実現しました。
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CLIENT BRIEF
- 第二創業のタイミングでのコーポレートサイト刷新
- 歴史あるメーカーとしての実績と伝統、熱い想いはきちんと伝えたい
- 同時に新世代商品や環境への取り組みなど新しい発信もしたい
Helix Creative PROPOSAL
- 「巴」ブランドの強みと表現をイチから見つめ直し、CI/VIの整理と伝えるべきメッセージの整理を提案
- その“整理”に基づいたコンテンツとデザイン、システム構築を提案
- 熱源製品のメーカーである「温かさ」へのこだわりを企業姿勢のベースとし、さらに「環境への配慮」をプラスした2本柱で“伝統を活かしながら”企業イメージを一心
伝統の継承と次世代への飛躍、温度感まで伝える表現
伝統のあるメーカーゆえに「馴染みのある」ロゴや名称は、ユーザーからの信頼の証でもある。そこで従来の「巴ボイラ」のロゴは継承し、それを幹とするCI/VIの統合や整理を提案。「温かさへのこだわり」という創業以来の姿勢も、次世代ブランディングの1つめの柱として継承することにしました。さらに現在力を入れている「環境への取組み」をもう1本の柱とし、両者とユーザーの暮らしとの関わりをイラスト群で表現することにしました。企業の理念や姿勢/製品やサービス/ユーザー(暮らし)との関わり、さらには「温かさ」といったイメージまで表現するために、手描きのイラストが重要な役割を果たしました。
“確かな技術”に基づいたコンテンツの提案
温かい印象のイラストともに重要なのが、巴商会が提供する製品やサービスの信頼感です。そこで「製品サーチ」「バイオマスボイラ診断」「実績紹介」といった確かな技術に基づいた紹介コンテンツを多数提案し実装しました。それぞれの内容も紹介一辺倒ではなく「温度感」を伝えたい。そのために、例えば実績紹介では導入現場での生の声をインタビューし丁寧にライティングするなど、まさに温度が伝わるコンテンツ制作を心がけました。これらで培ったノウハウを活かし、ウェブサイトだけでなく展示会や実際の配布物などの制作物もヘリックスで担当しています。
実績に基づく信頼感と親しみやすさ、新しさのバランス
キーイラスト及び個々のコンテンツのデザイン制作には十分な検討を重ねました。これらは度重なるクライアントへのヒアリングに基づいています。受け手の印象はデザインのちょっとしたチューニングによって大きく変化します。イラストだけでなくテキストの文体やフォントも重要な働きをするため、カラー設計を含めたUIのトータルデザインには相当気を使いました。結果、歴史あるメーカーの伝統や信頼感と、次世代を見据えた親しみやすさや新しさ、両者をともに表現するデザインになったと考えています。