CTDが担う治験の世界。臨床開発のスペシャリストとしての存在を示す表現を
CTDが担う治験の世界。臨床開発のスペシャリストとしての存在を示す表現を
ROLE
RELEASE
臨床開発や臨床試験のコンサルティング、臨床試験の企画・運営・管理を行うCRO(開発業務受託機関)「株式会社CTD」のコーポレートサイトを制作しました。ウェブからの治験申込や問合せが増えるにつれ、“よりウェブを強化したい”とのクライアントの意向を受け制作をはじめました。医療関係の開発業務受託機関は一般的によく知られた業種ではなく、その業務を「正しく伝えるのが難しい」業種です。伝えるべきターゲット選定をはじめ、写真や解説図、動画等いろいろなメディアの可能性を検討し、キービジュアルとしてイラストを核に据える表現方法を提案しました。
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CLIENT BRIEF
- 医療 / 医薬品の研究開発を支援するCRO(開発業務受託機関)としての業務内容を正しく伝えたい
- ターゲットは臨床開発や臨床試験に関わる医師、製薬会社、医療機器メーカー、医療機関、大学。また、これから治験のことを知りたい方とCROのフォロワー
- “治験”そのものへの社会の理解を深めたい
Helix Creative PROPOSAL
- 業務範囲/内容を「正しく」伝えるキービジュアルとして、イラストでの表現を提案
- イラストで表現することで、そこに企業としての姿勢やイメージまで盛り込むことが可能
- 当該分野での先駆者として、業界全体の質を高めるための発信を提案。同時に企業の立ち位置を発信の質・量で表現する。そのインデックスとしてもイラストは機能する
説明しにくいものを説明する手段
一般的な認知度が低い「臨床開発」や「臨床試験」、さらにその支援をする企業の業務となると正確にかつ分かりやすく伝えることは容易ではありません。また、伝えたいターゲットによってその内容や深度も異なり、分かりやすさと正確さは時として相反します。本サイト制作にあたり、まず“伝えるターゲット”と“伝えたい内容”を徹底的にヒアリング&リサーチしました。その結果たどり着いたのが「キーイラスト」という提案です。業務の範囲 / CTDの立ち位置 / 企業イメージ(親しみやすさと信頼感のバランス)を、1枚のイラストで表現し、サイトデザインの中心に据えました。
「案内者」から「伴走者」へ
プロジェクト当初、CTDの立ち位置を「案内役」と設定しました。治験参加者を案内する、支援企業として医師や医療機関を案内する。業界リーダーとしてフォロワーを案内する。イラストを複数提案し、そのタッチや位置関係、描き込む要素などをクライアントと議論する中で、その設定は次第に変化してゆきます。結果としてチームがたどり着いたCTDの役割は「伴走者」でした。先頭に立つのはあくまで医師やCTDのクライアントであり、CTDは隣で並走しながら支援する「良き理解者」であると。イラストという具体的な提案をベースに進行したからこそ、全員が納得する結果が得られたと考えています。
業界リーダーとして発信し続けるために
臨床開発や臨床試験についての業務や知見を発信し、その「質と量」で業界リーダーとしての自負や使命感をも表現する。これがこのコーポレートサイトの最終的な役割です。そのために以下の施策を提案し実装しました。
- 常に「全体像」が表示されるサイトナビゲーションメニュー。訪問者が常に居場所を確認し、次のアクションを起こす手助けとなる。トップページではなく特定のコンテンツに着地した場合には特に有効。>
- ストレスのないシンプルなUI
- クライアント側が情報を追加・更新しやすいシステム構築