眠りは、マネジメントする時代へ。
パラマウントベッド健康事業のブランド統合とコミュニケーション設計支援
眠りは、マネジメントする時代へ。 パラマウントベッド健康事業のブランド統合とコミュニケーション設計支援
ROLE
RELEASE
医療・介護用ベッドの国内リーディングカンパニー、パラマウントベッドが一般の消費者に向けて展開する健康事業。その睡眠関連製品のブランド「Active Sleep」の再構築を、戦略の検討からブランドサイト、予算シミュレーター、TVCMの制作まで、ヘリックスが支援したプロジェクトです。 パラマウントベッドグループは、ブランドメッセージ「WELL-BEING for all beings」のもと、医療・介護の領域で培ってきた技術を、すべての人の健康に生かそうとしています。その最前線にあるのが「Active Sleep」です。ヘリックスは事業戦略を検討する段階から加わり、パラマウントベッドの皆さまと対話を重ねてきました。そのなかで生まれたのが、2つの製品ブランドを「Active Sleep」にまとめる方針です。この方針をもとに、ブランドサイトと予算シミュレーターのリニューアル、TVCMの企画制作を担当しています。
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CLIENT BRIEF
- BtoCの健康事業を、グループの新たな柱として成長させたい
- 複数に分かれていた健康事業のブランドと製品体系を整理したい
- 医療・介護の現場で培った技術と知見を、一般の消費者に伝えたい
Helix Creative PROPOSAL
- 事業戦略の検討段階から対話を重ね、パラマウントベッドの皆さまが方針を固めるまでを支える
- ブランドの統合とコンセプト「眠りは、マネジメントする時代へ」を、ウェブ・シミュレーター・TVCMに共通する言葉と世界観で伝える
- 「自動運転ベッド」というカテゴリ名とライムグリーンのブランドカラーを、すべての接点でそろえる
- 購入直前に使う予算シミュレーターで、判断材料をいつでも確かめられるようにし、商品データの更新もしくみ化する
「Active Sleep」という名前を、ブランドの軸に
パラマウントベッドは、医療・介護用ベッドの分野で長く信頼を築いてきた会社です。一方、家庭で使うベッドやマットレスは、一人ひとりが自分の眠りのために選ぶもの。病院や施設に向けた伝え方のままでは、一般の方には届きにくい。プロジェクトは、この違いをパラマウントベッドの皆さまと確かめ合うところから始まりました。
誰に、何を伝えるのか。対話を重ねるなかで軸になったのは、パラマウントベッドが自ら名づけていた「Active Sleep」という言葉でした。
健康事業の製品は、眠りそのものを扱う「Active Sleep」と、医療・介護の領域から生まれた「INTIME」の2つのブランドで展開されてきました。どちらにも歴史と役割があります。そのうえでパラマウントベッドが選んだのは、全製品を「Active Sleep」にまとめ、ベッドとマットレスをそれぞれフラッグシップを起点に1本のラインナップとして並べ直すことでした。
統合後のブランドのコンセプトは「眠りは、マネジメントする時代へ」です。入眠の角度を自分で選ぶ。眠った後はベッドが自動で姿勢を整える。マットレスの柔らかさをその日の体調に合わせて変える。朝、睡眠スコアで自分の眠りを知る。入眠から起床までをデータで捉え、自分に合わせていく。眠りを受け身で待つものから、自ら向き合うものへ。このコンセプトは、Active Sleepという名前そのものの意味でもあります。
あわせてパラマウントベッドは、製品群の呼び方を「電動ベッド」から「自動運転ベッド」に改め、ブランドカラーを寒色系からライムグリーンに切り替えました。呼び方を変えたのは、既存の電動ベッドと並べて比べられるのではなく、新しい価値を持つ製品として知っていただくため。色を変えたのは、売り場に並んだときに、ひと目でActive Sleepとわかるようにするためです。ヘリックスは、この呼び方と色を、カタログからウェブ、CMまですべてのツールでそろえる役割を担いました。
「深く知る」から「買う」までを、ウェブでひと続きにする
コミュニケーション全体は、「知っていただく」「深く興味を持っていただく」「購入を検討していただく」の3つの段階に分けて整理しました。段階ごとにふさわしい手段は異なります。ブランドサイトが担うのは2つ目の段階です。製品への理解と共感を深めていただき、店舗での体験や購入の検討へつなげる。この役割をパラマウントベッドの皆さまと共有したうえで、activesleep.jpを全面的にリニューアルしました。
トップページは、コンセプトとラインナップを一望できるブランド全体の入口に。商品ページは全モデルで同じ構成にそろえ、モデルごとの違いは内容で伝えています。ブランドが1つになったことに合わせて、どのモデルのページを開いても同じ体験になるようにしました。
購入の直前に使われる予算シミュレーターは、考え方から見直しました。ベッドは、サイズ、マットレス、寝装具、オプションの組み合わせで金額が大きく変わり、非課税になる場合もあります。そうした判断材料をいつでも確かめながら検討できるようにしました。また、これまで手作業で更新していた商品データをデータベースにまとめ、価格や構成の改定がすぐにサイトへ反映されるしくみにしています。
コンセプトを、30秒に翻訳する
「知っていただく」段階の中心はTVCMです。まだ広く知られていないカテゴリを伝えるには、世界観に加えて、何ができる製品なのかを具体的に示すことが欠かせません。短い一文を重ね、一文で一つの機能を伝え、具体的な数値を添え、最後にカテゴリ名で締めくくる。この構成をもとに、ブランドの世界観を伝える1本を軸として、入眠角度と自動運転、マットレス、パラマウントベッドの睡眠研究所をテーマにしたCMを、それぞれ単独でも伝わる形で制作しています。言葉については、事実に基づく数値と実績だけを使うこと、すべてのツールで用語をそろえることを、パラマウントベッドの皆さまと決めて進めています。
CM、ウェブの機能解説動画、カタログの写真は、同じ現場でまとめて撮影しました。どのツールでも、Active Sleepが同じ世界観で見えるようにするためです。
ともに決めた言葉と世界観を土台に、サイトの運用、次の映像、そして購入体験づくりへ。ヘリックスはこれからも、パラマウントベッドの健康事業に伴走していきます。